三十路会社員のレート奮闘記

ポケモン・テニス・アニメを中心に。雑多なブログ。

やがて君になる 9話 感想 考察 ~身が千切れるような侑の心情~

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 (何が起きるのか、まだ何も知らない体育倉庫氏)

 

 

こんにちは。づかと申します。

やが君9話は、過去最高にタフな回となりましたが、今回も感想&考察を述べていきたいと思います。


※本記事はアニメ『やがて君になる』9話までのネタバレを含みます。ご一読の際は、9話を視聴の上でご覧ください。筆者は原則既読勢です。本記事には一部原作の場面を挿入しています(挿入内容はアニメ放送時の原作分までです。アニメ放送以降の原作ネタバレはありません)。



やがて君になる』9話「位置について/号砲は聞こえない」

【目次】
1.五感から読み解く侑の心理描写
2.超えてはいけないラインを超えてしまうと・・?
3.ブログ紹介




1.五感から読み解く侑の心理描写


9話を視聴されたみなさま、お疲れ様でした。
1日経っても、衝撃冷めやらぬ状況ではありますが、9話においても素晴らしい演出の数々がありましたので、考察していきたいと思います。

 




●人が恋に落ちる瞬間

まず、とんでもないことが起こった体育倉庫でのお話の前に、リレーの話を。

リレーの場面は、倉庫のシーンと合わせて、9話の話の核でした。
生徒会のチームワークを感じ、侑と沙弥香、沙弥香と燈子の絆を感じ、またライバルとの戦いもあり、これぞ体育祭の青春!が詰まった素晴らしいシーンでした。


その中で最も印象的なのは、燈子に見惚れる侑でした。この場面を細かく見ていきます。

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走り抜ける燈子を見る侑。
その視界からは、すこしずつ周りの走者や応援している人たちは消えて、侑はただただ燈子を追い続けます。注目すべきは、

侑は燈子のゴールの瞬間を見届けていない

ということです。

 

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後ろの堂島くんや他の応援者と侑の目線は、明らかにズレています。なぜ燈子を追っていたはずなのに、見届けられなかったのか?

いきなりの結論となりますが、それはこの瞬間に、
侑が燈子のことを完全に好きになったから(特別を手に入れた)だと捉えています。


これは、誰かを好きになること・特別を知らなかった侑にとって、初めての事態です。

自身の内から湧き上った感情が一体なんなのか、呆然としてしまい、侑は燈子を見届けることができませんでした。また、「ゴール」とは文字通り「物事の終わり」と直接的につながっています。侑の恋は、今この瞬間から始まっています。ゴールとはもっともかけ離れた立ち位置にいます。そのため、「リレーが終わったこと」・「自分たちが負けたこと」を侑が認知していない事は妥当な帰結と言えます。

※ここで、サブタイトル「位置について」が、侑がスタートラインに立ったこと、同じく「号砲は聞こえない」が、ゴールの音を聞いていないこと、をそれぞれ回収しています。「号砲は聞こえない」についてはもう1つありますが、そちらは後述します。



ホワイトアウト(共通する侑と沙弥香)

 

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(走る燈子を見つめる侑)

侑の背景が完全にホワイトアウトする直前、侑は燈子との出会いからの出来事を思い出しています。手に触れたこと(触覚)・見つめあったこと(視覚)・キスをしたこと(味覚)の順番です。声(聴覚)と匂い(嗅覚)の描写がなかった点は後述。



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(7話ラスト。「だからこれからも頼むよ沙弥香」と燈子に言われた沙弥香)

一方の沙弥香。
ホワイトアウトは、人が恋に落ちる瞬間を表しているのかもしれません。


ちなみに、いずれの場面も燈子は前を向いています

沙弥香が燈子のことを好きなところを「私より前を向いてくれるところ」と言っていました。

侑が今回見惚れたのは、リレーで、燈子が全力疾走している姿です。前を向く姿勢として、これ以上のものはありません。

 

表舞台の燈子はすごい!
七海燈子は横顔で落とす!すごい!




●体育倉庫にて①

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いよいよ体育倉庫の場面。
先ほどの、五感の描写がここに繋がってきます。

キスをしている間の、侑の独白はこうです。

「見返りのいらない好意を与えられること 
 優しくされること

 さらさらの髪や長いまつげ いいにおい 
 柔らかいこと

 それらを心地いいと感じるのは 
 手放したくないと思うのは

 ただの当たり前で 特別なんかじゃないはず
 心臓の音がする 
 ・・・私のじゃないな 先輩の音だ

 だってこれじゃ 速すぎるから」

侑は燈子から、これまでにないほどの好意を与えられます。それを侑は存分に受け入れますが、唯一聴覚(=心臓の音)だけは拒みます。※嗅覚は上記では触れられていませんでしたが、ここでは「いいにおい」として受け入れています。

2度目の「号砲は聞こえない」はここにかかってきます。ここでの号砲は侑の心臓の音を意味しています。

1度目の号砲は、燈子によりもたらされたものであり、侑は号砲を本当に認識していません。2度目は、意図的に聞こえない「振り」をしています。ほかの感覚は受け入れても、どれか1つの感覚だけでも拒んでいないと、超えてはいけないラインを超えてしまったのでしょう。以下は、原作編集担当である楠さんがツイートした内容です。


 

この原作扉絵からも分かるように、
・侑が自分で耳を塞ぐ
・(おそらく)燈子によって塞がれている
二重に塞がれていることが分かります。

まず、このタイトル・扉絵の原作が凄すぎる。圧倒的な構成力です。そして、それを補完してより分かりやすいものに落とし込んでいるアニメ。
原作:仲谷先生と編集:楠さんの対談でもあったように、これが【完全版やが君】なんですね・・!(原作に関する言及は以上です)

media.comicspace.jp



以上が、五感から読み解く侑の心情考察でした。

※余談ですが、OP曲「君にふれて」の「ふれて」が「触れて」じゃないのがエモいですね(エモいの使い方合ってるかな?)。「触れる」だけじゃ触覚だけで終わってしまう可能性があるけど、ひらがなだと色んなふれ方があると想像できる点が、エモいです。







2.超えてはいけないラインを超えてしまうと・・?


侑が言った、超えてはいけないラインを超えてしまうとどうなってしまうのか?
また、それを超えなかったことで生じたものを考えてみました。

それを考えるに辺り、「波」にという概念をキーワードにしました。



●水と波

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場面を槇くんと侑の休憩に戻します。
ここでは、侑が水の中にいる描写があります。

1話では、侑はもっと深い場所にいました。水の色が淡くなっていることから、9話のいる侑の場所は、水中から陸に上がる直前ということが分かります。

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(1話の水中のシーン)


侑は水の中にいることは間違いありませんが、それが魚なのか、水そのものなのか、
泡なのか、その定義付けが非常に困難です。9話でペットボトル(おいしい水)を飲んでいましたが、それでもうまくイメージ付できません。

そのため、今回は「水の中を漂っているモノ」として表現します。

では、その漂うモノは波に揺られるとどうなるのか?
「波」の概念について、ここでは、EDで描写されている、糸電話の波形をイメージしてもらえればと思います。糸電話の波は、上がっては下がってを繰り返します。ブレ幅や波の大きさに差はあれど、ゆらゆらと揺れています。

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これは、一般的な自然の摂理ですが、ほとんどの波は一定の上限と下限を保って揺れるそうです。一定の幅がずれるのは、地震などの大きな地殻変動があった場合に限られます。そのような大きな出来事があった場合、その勢いはしばらく止まることはありません。これをブレイクアウトと言います(なんかかっこいい)。


それを図にしたものが下記になります。

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(図①)f:id:zuka_poke:20181201235647j:plain

(図②)

侑はこの図で示したように、1度ブレイクアウト(=海から出ている)しているのでは、と捉えています。

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それを示すのが、体育祭後、こよみ・朱里と3人で並んでいるシーンです。足元にはブルーシート(海)・目の前にはグラウンド(陸地)。

侑がブレイクアウトした瞬間は、本記事前半で述べたホワイトアウトした場面です。
そりゃあ、はじめて海から上がったら、頭真っ白になりますよね。と強引に繋げてみます。



●体育倉庫にて②


最後に、場面を再び体育倉庫に移して本記事を終えたいと思います。

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侑からのキスの直前、「ダメだ。ここを超えたらいけないことだけはわかる」と侑が独白した場面、苦しそうに侑の手が水中をもがくシーンが写ります。


本記事では先ほどのように、水中から一度あがったと表記しているので、一見矛盾しているように見えますが、これは侑が再び水中に潜った描写とも言えます。


精神は一度超えてはいけないラインを超えたが、肉体はまだ超えてはいない。肉体も超えてしまったら、もう本当に戻れないと、侑が渾身の理性でもって、水中に戻った描写であると。

その場合、侑の心の摩擦は尋常なものではありません。ブレイクアウトの場面でも示したように、一度突き抜けたモノの勢いはそう簡単には止まりません。今まで溜まっていたものが噴出してくることを、それ以上の力で押さえつけなくてはならないからです。

その時の侑の心は、上向きの矢印と下向きの矢印が交互に重なり合って、それを抑えるのに本当に必死だったことと思います。

↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓

こんな具合に。

この矢印の並びが、燈子からのキスを全身で浴びる間、無限に並ぶかのような・・。
いったいどんな拷問だ。

でも、侑は耐え抜きました。そうしないと(=超えてはいけないラインを超えること。燈子に恋心を気づかれてしまうと。)、燈子は侑から離れてしまうから。必死に自分の気持ちを抑え続けます。

よく頑張った・・・と侑の戦いを心の底から称えたいです。


「超えてはいけないラインを超えてしまうと・・?」の解釈は以上です。




3.ブログ紹介

今回も大変参考にさせていただいたブログを2つ紹介させていただきます。

www.anime-kousatsu.com

「ゆっちー」さんの記事になります。
侑がスタートラインについたこと、号砲は聞こえない、の部分が非常に分かりやすく考察されています。また、「好きを嫌がる燈子がなぜキスをご褒美としたのか?」という
問題提起をされていたことが非常に新鮮でした。自分ではまったくそこに引っ掛かりがなかったので、言われてみると確かに疑問です。自分でははっきりした答えが出ませんでした・・。


yagakimi.hatenablog.jp

こちらも、前回から引き続き紹介させていただきます、「ygkm」さんの9話感想ブログです。自分が今回、侑と水の関係から連想したことは、ygkmさんがブログ内で表現された【孤独な深海】という言葉が非常に印象的だったためです。また、槇くんと侑の会話の、開いた窓ガラスについても、するどい考察をなされています。


金曜日に本編を見て、翌日には紹介させていただいた記事のほか、さまざまな考察・感想が見られて幸せな限りです。今回は、とにかく早く更新をする!という目的で臨みました。その分もう少し考えたい所があったり、他の見所を書きたい気持ちがあるので(特に沙弥香絡み)、加筆できたらよいなと思います…!


季節も12月に入り、アニメの放送は残り4回となりました。残り1か月、精一杯やが君ライフを楽しんでいきたいと思います。

 

ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。ではでは!

TwitterID:@duka_yagakimi

 

 

 

 

 

やがて君になる(6) (電撃コミックスNEXT)

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やがて君になる 8話  感想 考察 ~日常から切り離された燈子の世界~

 

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―「侑の思いっきり笑ったところ 初めて見た気がする」

 

 

 

こんにちは。づかと申します。

やが君8話も、案の定相当タフな内容になりましたが、7話に続いて感想&考察を述べていきたいと思います。

 

※本記事はアニメ『やがて君になる』8話までのネタバレを含みます。ご一読の際は、8話を視聴の上でご覧ください。筆者は原作既読勢ですが、本記事では原作のネタバレはありません。

 

 

 

やがて君になる』8話「交点/降り籠める」

 

 

 

 

 

1.日常から切り離された燈子の世界

 

 

まず、今回の話のキーアイテムの確認を行います。

1つめは、みなさん既にたくさんの考察・解釈を行っている「紫陽花」。

2つめに、「信号機」に注目しました。

 

 

 

 

 

 

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■紫陽花について

「紫陽花 花言葉」は、検索キーワードとして目下急上昇中(?)。

おそらく8話放送後、多くの人が検索をかけたことと思います(笑)

 

この紫陽花については、すでに素晴らしい考察がなされているので、本記事では要旨だけ簡潔にまとめたいと思います(詳細な考察については、後半部分で記事の紹介をさせて頂きます。)

 

まず、紫陽花が持つ役割は下記図式のとおりです。

 

【色】  【人物】 【花言葉

・青   =燈子  冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ 

・白(黄)=沙弥香 寛容

・赤   =侑   元気な女性

 

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(アバン部分。登場する紫陽花は青と白の2色)

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(侑と沙弥香がお店から出てきた場面。登場する紫陽花は白と赤の2色。夕日に照らされて黄色に見える)

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(侑が雨が止まず図書室にいる場面。登場する紫陽花は赤1色のみ)

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(侑と燈子の雨宿り時。登場する紫陽花は青と赤の2色。)


それぞれの色がその人物として結びつく根拠は、画像から分かるように、その場面ごとに登場している花の色と、花言葉のイメージによります。

※紫陽花の花言葉に関するHP

色で変わる「紫陽花/アジサイ」の花言葉(青・紫・白・ピンク) - カラーセラピーランド

 

 

 

●繋がらなかった紫陽花バトンリレー
 

 

 「何色が好き?紫陽花」

 

という問いかけは、アバンで燈子が沙弥香に投げかけたところから始まります。

紫陽花はそれぞれの人物を表しているので、この質問は言い換えると「あなたは誰が好き?」と問いかけていることになります。

 

燈子を起点として、この質問は沙弥香から侑に、侑から燈子へとリレーのように巡ります。しかし、終着点である燈子は、眠ってしまったことで侑からの問いかけに答えることができませんでした。

・燈子が発端なのに燈子は答えてくれない

・侑のことを「好き」と言うのはいつも燈子が言いたい時だけ

・沙弥香も侑もこの質問をしっかりと受け止めて、次に繋いでいる

ということから、「燈子の奔放さ、高い振り回し性能」が伺えます。

 

 

 

 

●赤の紫陽花、元気がなくなっている?

 

侑と沙弥香がお店から出てきた際の赤い紫陽花は、ピンクといっても差し支えない、鮮やかな色を放っています。しかし、燈子と雨宿りする場面では、紫色に近い状態になっています。

 

これは燈子とのやり取りで、「先輩が来てくれて嬉しかったこと」・「先輩に触れてみたい」という気持ちを押し込めてしまい、侑の元気がなくなってしまったことを表しているように見えました。

 

紫陽花の色の変化は、日数とともに、白→水色→青→青紫→赤紫(ピンク)と移っていくそうです。もしかしたら、雨宿りしていた場所の赤い紫陽花は、枯れる時期が近付いていたのかもしれません。

 

※余談ですが、赤い紫陽花は、色の変化で青に変わる(=侑が燈子に近づく)のでは?と最初は思ったのですが、上記のように青→赤の順番になるので、この説は成立しませんでした。自然の摂理には敵わない・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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■信号機について

 

続いては、信号機の持つ役割をみていきましょう。

紫陽花はかなりインパクトの強い演出方法でしたが、信号機も、さりげない場面で登場しています。信号機登場シーンを以下にまとめます。

 

 

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<ヤクドナルドにて>※発音これでいいのか?ワイドナルド??

 ・入店時:赤信号

 ・ポテトを食べているとき:赤信号(親子が写る)

 ・退店時①:青信号から赤信号

 ・退店時②:赤信号(「「そんな日がきたら」」と2人が呟く)

 ・退店時③:赤信号から青信号へ。2人が横断歩道を渡る。

 

<侑が怜ちゃんに電話した場面>

 ・怜ちゃん車を運転する:

 

<相合傘での帰宅中>

 ・侑と燈子、いちゃいちゃしていて信号を逃す:

 

以上になります。

描写の数としては多くはないと思います。

 

信号の色は青と赤、そして黄色(1回だけ)であることから、

・紫陽花との何らかの関連性があるのではないか?

 たとえば、その信号の色がそれぞれ燈子・沙弥香・侑に当てはまるのでは?

と最初は思いました。

 

 

しかし、その視点では何度見てもしっくりとした解釈ができませんでした。

 

そこで、無理に紫陽花と結び付けて考えることを諦めて、信号機が単独で持つ役割を追ってみました。そこでようやく気づけたものが、3つありました。

 

 

役割①:会話の場面に挟み込むことにより、会話の「間」を持たせる。

役割②:点滅や切り替わりにより、時間的な「間」を持たせる。

役割③:信号機が信号機の役割を全うしていること。

 

 

役割①と②は似て非なるものです。

①の効果は、侑と沙弥香の会話に挟み込むことで、視覚的に飽きさせないことが狙いです。②の効果は、物語のテンポや時間の流れを整えることが狙いです。特に怜ちゃんの運転している場面が顕著で、雨の情景とあわせて、青・黄・赤と写すことで、ゆっくりとした時間の流れを生み出しています。 

 

 

そして最も重要と考えるのが③の役割です。場面ごとに詳しく見ていきます。

 

<ヤクドナルド>の場面では、

・お母さんが、こどもが飛び出さないように手を繋いでいること

・青から赤になったら止まり、赤から青になったら歩き出すこと

・侑と沙弥香が横断歩道を渡る場面では、交差点に侵入してくる車が丁寧に止まっていること

が描写されています。

 

<相合傘>の場面では、

・侑と燈子がいちゃいちゃすることで、燈子が「信号青だよ」と促しますが、信号を逃してしまいます。会話の内容は、この一幕に限って言えば、相合傘のシーンにおけるテンプレ的な内容です。

 

当たり前すぎて何を言ってるだーと思われるかもしれません。

でも、この点が今回の記事で最も大事な部分と考えているので、どうかお付き合いください。

 

③の役割から読み取れることは、信号機が信号機の役割を全うすることで、つつがなく世界が動いている、ということです。特別な描写は何もありません。信号という交通ルールがあり、誰もがそれを遵守している。そうして世界は動いてる。

 

深読みかもしれませんが、演出がないことが演出であり、紫陽花と対極な存在がこの信号機の描写と捉えています。

 

 

 

 

 

ここまでを下地に、ようやく本記事の核心部分に触れたいと思います。

 

 

 

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8話の最も衝撃的な場面は、燈子の、

「その嬉しいって、どういう意味?」

です。

 

ここの演出において、ネットの感想などで、

「どういう意味?のシーンはBGMを止めてもっと冷たい感じを出してもよかったかも」

「いい雰囲気のまま流れちゃったよね」

「そんなホラー演出心臓止まるわ」

との感想を拝見しました。これ自体、間違っている解釈とは全く思いません。

 

 

ただ、本記事内の考察においては、「このまま流れることが正解」と言います。

 

理由は2つあります。

1つめが、すでにその手法を2話と6話で行っていること

です。

 

 

 

【2話】

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カンカンカンカンカンカン・・と鳴る遮断機

キスの瞬間、電車は止まり、世界が静止します。

遮断機の音だけが非常にゆっくりと鳴り響いている。

 

 

【6話】

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カンカンカンカン・・と徐々に大きくなる遮断機の音。

「そんなこと 死んでも言われたくない。」瞬間、世界は無音になります。

そして一瞬の間を置いて、ガタンガタン、と電車が通り過ぎます。

 

このように、2話は物体が静止・6話は音が静止する演出がすでに使われています。

 

 

 

 

2つ目は、

七海燈子の世界が日常からかけ離れているものだから

です。

 

 

 

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信号機のくだりで述べたように、物事にはルールがあります。

 

燈子が「どういう意味?」という言葉を発しても、それまで続いていた柔らかなBGMは止まることはありません。雨が降りしきる中、紫陽花の葉に溜まった水は、流れることを止めません(緑滴る、の場面ですね)。

 

日常は、七海燈子の世界には付き合わない

 

2話や6話とは、真逆の演出になっていることが伺えます。

 

 

ではなぜ、燈子の世界だけ切り離されてしまっているのか?

 

これはすでに6話で明かされていますが、お姉さんが交通事故で亡くなったことが理由です。信号機の役割③で、信号機の持つ役割を全うしていると述べましたが、お姉さんの時はその役割が果たされなかったことになります。

 

その日から、燈子の生活は一変し、成長とともに他人の好意が受け入れられない人間になってしまいます。それは、侑も例外ではありませんでした。あの場面で侑が言葉を誤ると、燈子は侑から離れてしまった可能性が高いです。

 

【誰からの好きも拒絶する燈子の世界】と日常との間には、大きな壁が存在することをあの場面は描いていたのだと考えます。

 

このように信号機を基盤とし、音楽や滴る水をそのまま流し続けることで、燈子が抱える特異性を強烈に示すという、これまた凄い演出技法を見せられました。演出の巧さと、燈子の闇が深すぎて震えます。

 

 

 

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しかし、侑が隣にいてくれることで、燈子は素の笑顔を見せてくれます。侑ならずとも、「今はこのままでいい。」と現状維持の選択をすることが最善と思ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

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※余談ですが、「緑滴る」の解釈を少し。

気になるのは、「この本以外にタイトルがついていない」ということです。つまりこの本がほかの本と比べてイレギュラー=特異性を持っていることになります。

 

「緑滴る」は前述のとおり燈子が「どういう意味?」と問いかけた場面です。よって、8話の最もイレギュラーな場面はあそこだよと、この本が教えてくれていたと解釈しています。

 

 

 

紫陽花と信号機から読み解く考察は以上となります。

 

 

 

 

 

2.8話その他の見どころ

 

燈子の考察で謎の緊張や震えが生まれてしまったので、ここからはまったり感想を話していきます。

 

 

 

●侑と沙弥香の距離

 

ぐっと縮まりましたね!この2人の関係性とても好きです。

 

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冒頭はバトンミスでしたが・・

 

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二人で親睦を深めるの図。

 

ここで大事なことが、【お姉さんのことを2人が共有している】という点。

 

お店を出た後、沙弥香は、

「燈子の姉さんが最期にやり残したことだからね。」と言います。

 

お姉さんに関する話題は、6話で沙弥香が、

「七年前の生徒会長、気になるなら調べてみれば?」と侑に助け舟を出しただけに留まるので、おそらく、このヤクドナルドの店内で侑はお姉さんに関して調べたことを沙弥香に報告したのでしょう。

 

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退店時は夕暮れになっているので、2人はそれなりの時間、会話をしたことが伺えます。その描写はありませんが、2人は燈子の根幹にかかわる部分を共有した、という大事なヤクドナルド会談でした。

 

 

 

そして、侑は、雨宿りを経て燈子の厄介さを再認識。

 

 

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校門 での2人の圧倒的距離感も、

 

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EDではここまで近くに!!

2人の間を取り持つ燈子の厄介パワーおそるべし。

 

※余談ですが、体操着姿の佐伯先輩、良き・・・!

 

 

 

 

 

 

●雨の情景

 

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ぼうっとするような、しとしと降り続ける雨。梅雨独特の、いつまでも止みそうにない雨というのが、アニメーションで再現されています。溜まらなく情緒に溢れていて、美術スタッフの方々凄すぎます。平安時代の和歌を詠む人がこのシーンを見たら、その【いとおかしさ】にどんだけ涙を流すのでしょうか?というくらい(笑)

 

 

 

 

 

 

●侑の思いっきりの笑顔
 

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そんな雨から生まれた、侑と燈子の思いっきりの笑顔。

原作でも大好きなシーンです。初めて読んだときなんだか泣きそうになりました。

 

特に侑の笑顔は、燈子の言うとおり、これまで見たことがありません。

本当に、燈子が来てくれて嬉しかったのでしょうね。

考察部分でこの場面に限ってはテンプレという言い方をしましたが、物語の前後を知っていると、この場面の侑の笑顔がどれほど貴重なことか。

 

アニメで声がつくことでより一層、いとおしさといじらしさが増しました。

 

 

 

 

 

 

 

3.ブログ紹介&考察の自由さについて

 

最後に、参考にさせていただいた記事を2つ紹介いたします。 

 

 

www.anime-kousatsu.com

 

前回も引用させていただいた「ゆっちー」さんの記事です。

紫陽花に関する考察については、自分の考えにとても近くて、自信が持てました。

紫陽花に関する定義付けが細かいことや、コメントでの考察も読み応えがあります。

また、「手」に関する部分の考察がとてもよくまとめられています。

 

 

 

yagakimi.hatenablog.jp

 

続いて、yagakimiさんからの記事を紹介します。

(無断転載のため、問題がありましたらすぐに削除いたします)

 

こちらも紫陽花に関する解釈が深いのですが、特に目を引いたことが、侑と沙弥香が好きな色は「青色」であると明らかにして、その根拠がなるほどとなる部分ばかりです。また、本記事と同じく信号機の役割にも触れていらっしゃり、その解釈もまったく異なった見方をされており、とても面白かったです。

 

記事のご紹介は以上です。 

 

 

 

おわりに、前回のコーヒーに関する記事をアップしたあと、多くの方の反応を見ることができ、とてもうれしく思いました。読んでくださりありがとうございました。

 

コーヒーに対する解釈だったり、今回の紫陽花についても、さまざまな考察を見ることができました。まさしく十人十色な解釈ができて、このアニメは本当にすごいなあと改めて思うばかりです。

 

 

次回も相当タフな内容になることは必至と予想されますが、また何かしらの記事が書ければと思います!ではでは!

 

※コメントはこちらのコメ欄かツイッターまで頂けるととても嬉しいです^^

やが君実況&考察用アカウント@duka_yagakimi 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(オマケ)

余談も余談なので、本当にお時間ある方+BUMPOFCHICKENをご存じの方に読んで頂ければ。

 

個人的にBUMPが大好きなので、好きになったアニメと、BUMPの歌を組み合わせて脳内でMADを作ることをよくやるのですが、やが君×BUMPOFCHICKENってめちゃくちゃ親和性あると思っています。

 

特に3話で【プラネタリウム】が出てきた場面。あそこから、一気にやが君への熱が加速しました。

 

今回の8話は、【ウェザーリポート】という曲にとてもマッチしていたので、それを取り上げます。歌詞の解釈もこれまた十人十色なものになるかと思います。では今度こそ記事を終わります!

 

BUMP OF CHICKEN - Weather Report [HQ] - YouTube

 

歌:BUMP OF CHICKEN

作詞:藤原基央

作曲:藤原基央

 

雨上がり指したまんま 傘がひとつ

決まり通り色を踏んで 濡らした紐靴

 

マンホールはセーフね 帰り道で

いつも通り傘の中 笑顔がふたつ

 

何も言えないのは 何も言わないから

あんなことがあったのに笑うから

 

あなたのその呼吸が あなたの心はどうであれ

確かに続く今日を 悲しいほど 愛おしく思う

 

いつもより沈黙が 耳元で騒ぐ

次に出る言葉で 賭けをしている様な

 

夕焼けに差したまんま 傘がひとつ

見慣れた横顔 初めて見た様な

 

傷ついたその時を 近くで見ていた

この目の前だって 笑おうとするから

 

あなたの その笑顔が 誰かの心を許すなら

せめて傘の内側は あなたを許して どうか見せて欲しい

 

触れないのが思いやり そういう場合もあるけど

我ながら卑怯な言い訳 痛みを知るのがただ怖いだけ

 

最終下校時刻の チャイムが遠く

車屋の前の交差点で また明日 じゃあね

 

国道の川を渡って やっぱり振り向いたら

マンホールの上に立って 傘がくるくる

 

あなたの あの笑顔が あなたの心を隠していた

あの傘の向こう側は きっとそうだ 信号は赤

 

あなたの その呼吸が あなたを何度責めたでしょう

それでも続く今日を 笑う前に 抱きしめて欲しい

 

抱きしめに行こう

 

車屋の前の交差点で ショーウインドウに写る

相合傘ひとりぼっち それを抱きしめた

 

自分で抱きしめた

 

 

やがて君になる 7話 感想&考察 ~佐伯沙弥香とコーヒー/侑と沙弥香の対比~

 

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こんにちは、づかと申します。

普段はポケモンばかりしている、アニメ好きな会社員です。



今回は、「やが君7話が神回過ぎた」ので、半ば発作的にブログをアップした次第です。

 

 

では早速、『やがて君になる』7話「秘密のたくさん/種火」の感想&考察に入ります。

 


※本記事は、アニメ『やがて君になる』7話までのネタバレを含みます。ご一読の際は、7話を視聴の上でご覧ください。筆者は原作既読組ですが、本記事では原作のネタバレはありません。

 

 

 

 

佐伯沙弥香にとってコーヒーとは自身を写す鏡

 

おそらく、沙弥香にとってコーヒーはマストアイテムです。



今回の7話で、沙弥香が何杯コーヒーを飲んだか、皆さんお分かりでしょうか??
数えてみました。結構飲んでます。

〈1杯目〉4人で打合せした時

〈2杯目〉自宅で

〈3杯目〉都さんと

〈4杯目〉都さんと(サービス)



実はこれに加えて、OPでも沙弥香はコーヒーを持っています。計5杯。アニメ30分の内、6分に1回は飲んでいます。何というコーヒー回。



まずはOPから、コーヒーが持つ役割を見ていきます。






冒頭、沙弥香は、コーヒーを大事そうに両手で抱えています。OPでは、他の登場人物も同様に1つ何かを持っていることから(暦は小説・侑はプラネタリウム等)、沙弥香にとってはコーヒーがキーアイテムということが提示されています。

 

沙弥香が抱えるコーヒーには、水面に沙弥香自身が写っています。

 

ここから、【沙弥香にとってコーヒーとは自身を写す鏡】と解釈しました。



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OPでは、コーヒーに写る沙弥香の波紋が生じます。この波紋はおそらく、隣にいた燈子が立ち上がった際の振動によるものです。

 

沙弥香はコーヒーを抱えることに夢中で、燈子の動きへの反応が遅れます。慌てて手を差し伸べますが、燈子は教室から出てしまいます

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この時、右手は燈子を追っていますが、左手はコーヒーを抱えているままです。沙弥香は、コーヒー(=自分自身)を守り続けている。


 「佐伯沙弥香にとってコーヒーが非常に重要なアイテムである」と仮定した上で、7話の内容を具体的に見ていきます。


 




◆7話1杯目:打合せ時

 

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沙弥香はコーヒーとバニラアイス?を注文しています。押さえておきたいポイントが、飲んでいない。もっと言うと"口をつけて飲み込んでいる描写がない"ということ。





◆7話2杯目:自宅で


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ここも飲まない。寸でのところで飲むのを止めています。止まった理由は、箱崎先生を思い出したから。(箱崎先生は口をつけて飲んでいます。この点は後述。)







◆3杯目:都さんとのサシ飲み時

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お、惜しい…!

なぜ飲んでる所を見せてくれない佐伯沙弥香。明らかに意図的に、口をつけて飲む描写を避けているように見えます。







◆4杯目:都さんからのサービス



ここからが7話のピーク。

ここで沙弥香は、サービスのコーヒーを、OPと同様に大事そうに抱えながら、不安な胸中を語ります。コーヒーの水面は波紋があり、沙弥香の顔がうまく見えません。


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「私がただ、そばにいられなくなるのが怖いだけでも…?」



と言う沙弥香に対して、都さんはこう応えます。


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「だとしても、自分の気持ちを飲み込むことは、大変なことだよ。

「だから、ね…。」

と。



《燈子が侑と具体的な関係にならないか心配》

《女の子を好きになる自分が怖い》

《それ以上に、燈子の側に居続けるために気持ちを隠す自分は卑怯ではないか?》



と葛藤していた沙弥香に対して、

《あなたの選択は間違っていない。自分の気持ちを認めてあげて。

と声をかけてくれた。



自分と同じ考えを持ち、実際にその道を歩いている大人の女性からの言葉は、沙弥香にとって大きな安堵を与えてくれたように見えます。





この言葉で、コーヒーの波紋は止んで、水面は穏やかになり、沙弥香の明るくなる表情が浮かびます。

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そして、「いただきます。」の言葉。

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沙弥香は、コーヒーを飲みます。自分の気持ちを飲み込んで、受け入れます。

やったぜ。



 散々寸止め食らってからの一転攻勢。構成巧すぎです。で、さらに特殊EDまで。この追い討ちはヤバい。

















沙弥香とコーヒーの関係について、大きな流れとしてはここまでとなります。

ですが、演出は他にも多く残されているので、この機会を逃さず追っていきます。



※そこまで細かくはいいよ、という方は、お手数ですが次項「7話の見所」までスクロールしてください。







 

 

 

 ■箱崎先生とコーヒー

まず、箱崎先生が口をつけてコーヒーを飲んでいる描写があったこと。これは、都さんのパートナーである箱崎先生も、自分の気持ちを受け入れている人生の先輩として描写されたもの。沙弥香が自宅で回想するシーンでも、この場面でした。







■3杯目のコーヒー、独自の演出ばかり!

店長とのサシ飲みコーヒー、アニメならではの演出ばかりです。

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空になったコーヒーカップ

まず、飲みきったコーヒーカップって普通描かないと思います。

これまで沙弥香がコーヒーを飲んでいるシーンは省かれているので、違和感が凄いです。「え?もう飲んだの?」と思います。都さんとの会話のテンポは普通なのに、いきなりワープしたかのよう。過程をすっ飛ばして、結果だけが残る。キングクリムゾンかな?


録画か配信で見られる方は、是非もう一度、このシーンをリプレイしてみてください。違和感がきっとあるはずです。



さらに、空のカップからは、水滴が2手に別れて、下に伸びていくシーンがあります。

ここ、放送直後にかなり悩んで考えたのですが、自分ではその意図が分かりませんでした。









この疑問に対して、凄く納得できる記事がありましたので紹介させていただきます。

以下はその記事へのリンク及び抜粋です(引用許可済)。

 



www.anime-kousatsu.com

 

(以下抜粋)

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

上でも書いた沙弥香の「今のままで」という発言の後に見られた描写です。沙弥香がカップを傾けることで、2滴のコーヒーが分かれ、下へ溜まります。

この部分は2つの解釈ができると思います。

 

A:コーヒーは「燈子」と「沙弥香」説

ストレートに考えるとこの考察になります。2人は永遠に交わらない存在として、別々の方向に向かって歩みだします。そういった状況を表しているのかな、と。

おいおい、2滴のコーヒーは同じ場所に溜まっているじゃないか、って?

 

考えられるのは、下に”溜まった”コーヒーは”溜まった”沙弥香の心の中なのではないか、と。

心の奥底では燈子と1つになりたいという沙弥香の思いの表れのように感じました。もしくは、最初の見出しで挙げた「一見するとバランスが取れているように見える2人の関係」を表現したものなのかもしれません。

 

B:コーヒーは「燈子」と「侑」説

この考察はカップを傾けている人物が沙弥香であることから挙げたい案です。沙弥香は既に”部外者”としてカップの中(=燈子の世界)にはいません。

液体が2つに分かれたのは、6話で見られた燈子から侑への拒絶。

もしくは、8話以降で侑と燈子が同じようなシチュエーションで分裂することを示したものなのかもしれません。

 

それでも、いったん2つに分かれた液体はやがて1つになります。もしかすると、今後沙弥香の後押しで侑と燈子が本当の意味で”特別”になるのかも…?

最後に2つの液体が同じ場所にまとまることだけを考えると、この案の方が辻褄が合うようにも感じます。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

(抜粋ここまで)




 納得&納得…!

特に後者、「水滴は燈子と侑」という発想はまるで無かったので、目から鱗でした。

「傾けた」から水滴は流れるのであって、それを行ったのは沙弥香というのが何とも意味深です…。







また、このカットのすぐ後に、「都さんがテーブルの水滴を拭く」という描写があります。




 「沙弥香の心の涙を拭く」では大袈裟なので、ここでは「心の汗や不安を取り除く・落ち着ける」位の描写なのかなと思いました。



EDで、都さんはじょうろを持っています。

じょうろは、小刻みに激しく動く糸電話に当たっています。糸電話はこの水を受けて、一旦落ち着きます。



都さんは悩める若人たちの「心を整える・バランスを保つ」役割を持っている人じゃないかと思います。大人ってすごい!





いやー3杯目、めちゃくちゃ難しい!!!











■1話~6話の沙弥香とコーヒー

7話でコーヒーが出てくるのは分かったけど、これまではどうだったか?



《1話》 侑からの「紅茶とコーヒーどっちがいいですか?」という問いに対して、「私はコーヒーを。」と。沙弥香がコーヒー好きというのが、この場面で分かります。

《2話》なし

《3話》なし

《4話》侑を劇に勧誘しながらお菓子を食べてるシーンで。

《5話》なし

《6話》飲みますねえ!

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初見は誰もが震え上がる例のシーンですね。

普通に口をつけて飲んでいます。

「(燈子には)私がついているもの」という言葉と、自分の気持ちに何の矛盾もないので、普通に飲んでいます。



おそらく、アニメ8話以降も沙弥香とコーヒーが出てくる場面はあるはずなので、注目していきたいです。沙弥香とコーヒーに関する考察は、以上になります(な、長い・・・。長すぎてすみません)。






 

7話の見所

 


ここからは、7話の他の見所のお話を。

 

 


■燈子と侑の絡み

→最高でした。ゆえに、割愛。(ここ話し出すときりがない)

とりあえず感想2つだけ!!

・よし、アイコン変えよう!と思っていたらすでにその行為は終わっていた。

・背景の書き込み、エグい。







■侑と沙弥香の対比

ここは本記事のタイトルにした部分でもあり、とても大事な内容なので、

少し詳しく述べます。ポイントは3つ。

 



①6話で特殊EDからの7話特殊ED。

この瞬間、沙弥香が間違いなくトリプルヒロインの一角を担っていることを確信。

7話を見るまで、僕自身は沙弥香の立ち位置について、侑と燈子と比べると一歩下がったものと思っていましたが、その認識は誤っていました。アニメ公式見解により、侑と紗弥香は肩を並べる存在ということを、今回の沙弥香の心情描写、そしてこのEDが証明してくれました。





②境界線の歩き方

侑は6話で境界線上を一人で歩いています。その先はT字路。侑がぶれない人間であること、孤独、分岐点を迎えた状態を示しています。


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一方で沙弥香は、7話ラストに燈子と境界線を隔てて歩く描写が。燈子と沙弥香は交わらないけれども、進む先は同じ、とも見えます。道の先は描かれていません。

 

侑と比べると、これでもかというくらい対照的です。


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③-閉じ込める-と-飲み込んで-

侑は6話で、自らの言葉を閉じ込めます。

また、燈子からも言葉を閉じ込められます。



一方で7話で沙弥香は、言葉を飲み込みます。自身の気持ちを表したコーヒーとともに。



侑と沙弥香は、どちらも、【自分の気持ちを隠す】という行為の結果は同じですが、

その過程が全く異なります。





まず閉じ込めるという行為は、基本的には不健康な行為です。閉じ込められたものは、出たがっているはずなので。それを無理やり押し込めることは不健康です。侑はそれを自分で選んで、また燈子に強制されて、想いを閉じ込める結果に至ります。





一方で飲み込むという行為は、そのあとに必ず、【消化】という反応があります。

消化されて、自分の栄養となり、育ち、糧となる。閉じ込めるに対して、とても健康的な行為に見えます。ちなみに7話サブタイトルが「種火」であり、種は暖められて育つもの・そして火の描写もありました(都さんがコーヒーを沸かしている場面)。

 

6話が河原という冷たい環境だったのに対して、7話は暖かみのある環境と言うのも対照的です。

 

 

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そして最後の沙弥香のセリフ

「飲み込んだ言葉は  育ち続けて  いつかこの胸を破るかもしれない」

す、すごい。なんかもういろいろすごい(このセリフ最高過ぎる)。



佐伯先輩は負け確ヒロインではなかった…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7話のまとめ&感想

  

ここまで、沙弥香を中心に7話の感想&考察を行いました。僕の7話を初めて見たときの感想がこれだったんですが、

 





もうこれに尽きるなと。




アニメ6話は、序盤の山であり、原作者など多くの関係者が「大事な回」と言っており、物語を知っている方は誰もがそう思っていたことと思います。



6話は、その期待を完全に越えて、最高のものを見せてくれました

僕含め多くの視聴者が、ポケモンで言えば『ひんし』状態になったのです。(特に原作組)



なので、次の7話は、『げんきのかけら』を集めてちょっとでも回復しなきゃ・・と思っていたのですが、

 

ここまで述べた内容や、他にもたくさんの見所があって、

 

また僕たちは『ひんし』になってしまいました。

 

8話以降、我々の体力は持つのでしょうか・・??




という訳で、心の底から、

7話すげえ…

やが君神アニメ過ぎる…となり、ブログを書いた次第です。

 

本当にアニメスタッフ・原作者様・関係者の方々に感謝です。

 

こんだけ書いてまだまだ全然語り足りないとか、やが君の魅力がバグレベルです。

 

 

 

気づいたらものすごい長い文章になってしまいました。

もし、ここまで読んでくださる方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございますm(_ _)m

本記事をちょっとでも読んでもらって、「また7話を見てみようかな?」と思って頂ければ嬉しいです。僕は今回、コーヒーに関する部分で夢中になってしまったので、それ以外の侑、燈子、沙弥香の可愛さや、演出など、気づかれた点を教えて貰えたら嬉しいです。良かったらお気軽にコメントください(^^)



8話以降も、アニメのしんどさに身体が持てば記事を書きたいと思います。

ではでは!

 

 

 

 

 

 


プロテニス風ポケモンプレイヤーがS12とやが君を語る


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--------お久しぶりです。あなたがここに来るのは、S9以来、半年ぶりですね。

 

「うん。」

 

--------あなたは、S12で再び、大きなチャレンジを得るために臨みましたが、振り返ってみていかがでしたか?

 

「最終日に食べたGABAが美味しかったよ」

 


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---------は、はあ、なるほど。

 

具体的な数字を見ますと、最高1937、最終1897の797位でした。これまでの実績からすると2番目に良い結果になります。この点はいかがですか?

 

 

「まあ…悪くないけど、良くもないんじゃないの?」


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--------・・・そうですか。

では、構築面の話ですが、あなたは初めて【カバルドン】というポケモンを使用しました。それに伴う【カバマンダガルド】という最も主流な並びで。その使用感はいかがでしたか?

 

 

「強かったよ。まさしく【GABAマンダガルド】だ。」

 

 

---------えっと…。

プロテニスプレイヤー風ポケモントレーナーさん、ちょっと今回は様子がおかしいです。

 

レートの不調と前回試行した育毛の結果が芳しくなかったことを、私に当たるのは止めませんか?そんなんじゃやがてハゲになりますよ?

 

 

 

「ん・・・?」

「今、君、なんて言った・・?」

 

 

---------えっ?レートの不調を私にあたらないでと。

 

 

「違う。その次だ。」

 

 

 

----------やがてハゲになる…?

 

 

「そう!それだよ!『やがて君になる』だよ!僕の頭の中のほとんどがそのことを考えているんだ!いいかい?今僕は頭の中の話をしているんだ。決して頭の外の話をしてるんじゃあないからなッッ!!!!」

 

 

 

 

---------やがてハゲになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『やがて君になる』。通称【やが君】。」

 

 

 

「この作品はそう、例えるなら、乾期の終わりを告げる雨のような作品だ。永遠とも思える時間を求めていて、ようやく出会えたような作品だ。

 

正直、言葉だけでその良さを伝えるには、100年あっても足りないだろうね。」

 

「【百合】と表現するのは余りにも容易いが、それが真実ではない。そこにあるのは、【百合】と同時に、確かに存在する【人間と人間のドラマ】だ。」

 

 

----------・・・・。

----------(これ一生話し終わらんやつだ…)

 

 

 

「特筆すべきは2人の関係性だ。

主人公:小糸侑とその先輩:七海燈子の二人の少女。原作CMでの、

 

-好きを知らない少女が出会う恋物語-

 

というフレーズが印象的だ。この作品の特徴を端的に示している。」

 

 



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「左が七海燈子で、右が小糸侑。

キャラクターデザインが最高だ。原作者の仲谷先生には足を向けて眠ることが出来ない。

 

特に小糸侑は子どもっぽさと、どこか達観した大人めいた表情が絶妙で、【ここからどうにでも成長できる年頃】というデザインが完璧になされている。

 

ロジャーフェデラーのドロップショット級の繊細さだよ。」

 

 

 

 


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「そしてその原作を活かしたアニメもまた完璧であり、非の打ち所がない。

 

原作とアニメで異なる点は多々あるが、最も大きな相違の1つは声優がいることだろう。小糸侑の声優は高田憂希さんだ。彼女の代表作は『NEWGAME!』の涼風青葉役などを務めている。

凜としたクリアな声質と幼さを併せ持っており、これもまた絶妙な配役だ。」

 

 

「七海燈子においては、寿美菜子さんが務めている。『響け!ユーフォニアム田中あすか役など、代表作多数だ。THE頼れる先輩として寿さん以外に適役はいないだろう。」

 

 

「ちなみにこれらの情報は、すべて試合中にスマホでチェックしているんだ。」


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「そして次は背景の美しさだ。

画像1枚目はOP映像の花。ふんだんに色とりどりの花が散りばめられており、綺麗であるがどこか不安を感じる耽美な映像となっている。最高のOPなので、EDと併せて是非一度視聴して欲しい。」

 

 

「画像2枚目は、アニメ1話の中盤。2人の出会いの場面。このアニメは夕陽が射し込む場面が多いが、光の描写が現実の夕陽そのままに再現されている。夕方は【逢魔時】や【黄昏時】と言われるように、昼から夜へと移り変わる時間・物事の境界がぼやける時間帯である。 

 

恋をする相手の線引きをボヤけさせる、非常に巧みなシーン。夕陽の光の描写がその効果を最大限に高めてくれているんだ。」

 

 

「巧みな背景・演出は原作でも既に描写されている点が多いが、アニメはそれをアニメならではの手法で表現されている。どちらかというと、原作の描写がアニメ寄りとも言えるかもしれないね。」

 

 

 

 

 

 

 

「このようにこの作品は、【最高の原作】と【原作をリスペクトし尽くしている最高のアニメ】で成立しているんだ。

 

僕たちは勝負事をしているが、そこにはいつも勝者と敗者がいる。このルールは絶対だ。

数字の奪い合いからは、誰も逃れることは出来ない。

 

 

でも、この作品には勝者と勝者しかいない。

 

 

それをどちらも享受できる僕たちもまた、紛れもない勝者と言えるだろう。それはとても特別なことであり、幸せなことだ。」

 

 

 

「アニメは今年12月まで放送中だから、日々の勝負事に疲れたあなた方に、是非ともお勧めしたい。アニメ放送最終回時の、幸福な絶望を共有したいんだ(笑)」

 

 

 

 

 

 

---------もうすでにだいぶハゲているプロテニス風ポケモントレーナーさん、ありがとうございました。

( 中の人はTwitterしながらポケモンやアニメ見るのが何より楽しいので、今後のシーズンもよろしくお願いしますm(_ _)m )

 

 

http://daioh.dengeki.com/contents/yagate/

※『やがて君になる』原作公式HP

 

http://yagakimi.com/

※『やがて君になる』アニメ公式HP

 

https://youtu.be/Fl2893VQEO8

※OP視聴ページ

 

https://youtu.be/skPEvdls_9k

※ED視聴ページ

 

 

ポケモントレーナーが錦織圭を語る①

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(サムネ用)

 

こんにちは。づかと申します。

 

本日、9月6日木曜日、テニス全米オープン男子シングルスの準々決勝が行われ、

日本の錦織圭はフルセットの死闘を制し、準決勝へと駒を進めました。

 

日本時間深夜3時からの試合開始ということで、観戦と仕事終わりの朦朧とした中で

ブログを書いています。どうしても今の気持ちを言葉にしたいという思いがあり、走り書き殴り書きでの文章となります。

 

以下、非常に主観的な文章になりますが、もしお時間がありましたら箸休め程度に読んでもらえたらうれしいです。

同時に、テニスおよび錦織圭に少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。

 

 

錦織圭を追いかけるきっかけ

2015年の全仏オープン、ベスト4をかけた試合が、僕が彼の試合を見ることになったきっかけの試合です。ちょうど家庭環境が変わり、何か新しい趣味がほしいなと思っていたところ、民放でも(NHKだったかも?)テニスの試合を放送していたので。

 

試合内容は錦織が大苦戦して最初の2セットを落とします。しかし2セットを取り返すというスリリングな展開。相手は屈強な大男。それを相手に立ち向かう錦織が、とても魅力的に見えて、それからは彼のテニスに、テニスのツアーの魅力に病み付きになりました。ちなみにこの試合は負けました。

 

 

◆錦織って今どうなの?強いの?

→2018年8月27日現在の世界ランキングは「19位」

一時期は世界ランキング4位だったこともありますが、昨年の8月頃右手首を

故障し、約半年間の離脱をしていました。そのせいで一時期より見劣りする順位になっています。

 

今年の主な大会の成績は以下の通りです。

 

全豪オープン:欠場

モンテカルロマスターズ(ATP1000):準優勝

全仏オープンベスト16

全英オープンベスト8

 

 

 

いや、よくここまで戻ってきた・・・。

 

手首の怪我は、本当に深刻だったのです。テニス選手の生命線といえる、手首。

その腱の一部を損傷してしまいました。

もうあのテニスは見れないのか?戦えたとしても、実戦感覚はすぐに戻るのか?

強打はできるのか?

 

周囲のそんな懸念の中、全豪オープンが終わった後、錦織は復帰を果たします。

しかし、チャレンジャーの大会でランキング238位の相手に黒星。

言い方は悪いですが、格下も格下の相手です。

※大会の格付けは、GS(グランドスラム)→ATP1000→ATP500→ATP250→チャレンジャー。

 

そのあとも、それなりに勝てるものの、風邪を引いてしまい再び戦列を離れるなど、

このままランキングはどんどん落ちていくばかりなのかも・・と思わざるを得ない状況でした。

 

それが、4月に開催されたモンテカルロマスターズで、自身4度目となるマスターズ準優勝。ここから、錦織の復活劇が始まります。

 

7月に開催されたウインブルドンでは自身初となるベスト8達成。

 

強い錦織が帰ってきました。

徐々に角度がついてくるフォアの逆クロス、切り返しのフォアショートクロス

拾って拾って拾いまくる鬼のディフェンス

閃光のように一瞬で決まるリターンエース

あまり決まらない1stサービス

ドロップ、ネットのボレー、ロブ・・

そしてなんと言っても伝家の宝刀バックハンド・ダウンザライン(BHDTL)。

 

また、錦織のテニスが見れた。それがもう本当にうれしかったです。

 

 

★錦織の過去の激闘ハイライト

www.youtube.com

 

 

 

◆2018全米OP開幕 激闘が続く

いよいよ、錦織が最も得意とし、結果を残してきたグランドスラムである

全米OPが開幕しました。4年前のこの地で、錦織は日本人初となるグランドスラム決勝の舞台に立っています。

 

ここまでの試合結果は以下の通りです。

・1回戦:マルテラー 6-2,6-2,6-3

・2回戦:モンフィス 6-2,5-4ret(棄権勝ち)

・3回戦:シュワルツマン 6-4,6-4,5-7,6-1

・4回戦:コールシュライバー6-2,6-3,7-5

・準々決勝:チリッチ 2-6,6-4,7-6,4-6,6-4

 

 

とにかく、今日のチリッチ戦がすごかった・・。早朝から絶叫&涙の出てくる神試合!!

 

 

今回ブログを書きたい!と思わせる試合でした。

プレイでこれだけ人の心を動かす男・・、もし優勝したら僕たちの涙腺はどうなってしまうのでしょうか。

 

この試合も話すときりがないんですが、最後の最後まで頭を使って勝ちきった試合。

今年の全米OP、とにかく暑いんです。酷暑の環境です。

そんな中、集中を切らさず、工夫・仕掛けを続ける錦織。

 

長時間動きまくって、疲労も溜まると、人って安定行動をとりたがるものだと思うんです。レート最終日の僕がそうです。頭回らなくなってポチポチボタン連打してたらあっという間にレートが溶けるアレです。

 

でも錦織はクレバーだった。頭が動いて、身体もそれについてくる。

なんというタフさなんでしょう。これが†錦織タフ†

 

 

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錦織圭ジョコビッチに勝てるのか?

 

 

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さて、今回の本題です。(圧倒的前置きっ..ごめんなさい..!)

 

全米オープン準決勝の相手は、ノヴァク・ジョコビッチに決まりました。

セルビア出身の31歳。グランドスラム優勝は計13回。男子シングルス史上初となる、ゴールデン・マスターズ達成。今のテニス界の主役であるBIG4の一角であり、間違いなく歴代最強選手の一人です。

 

 

錦織圭はこのジョコビッチに勝てるのか?

 

あくまで個人的な予想です。観戦を数年しているだけで、テニスの経験もありません。おそらく、テニス関係者に見られたら怒られる内容だと思います。読み流し程度でお願いします。

 

 

 

では、結論をから言いますと、

 

 

ほぼほぼ勝てません。

 

 

 

もうこれは、客観的な事実です。

通算成績は錦織からみて2勝14敗。直近はなんと13連敗中・・。

単純計算でも勝率12.5%

 

両者の試合を見ている方なら分かると思いますが、なぜか錦織とテニスを

すると、ジョコビッチはどんどん状態がよくなるという。

今年すでに3回のマッチアップをしていますが、ジョコビッチは春先までかなり

状態が悪かった。しかし、錦織と当たることで徐々にペースを取り戻しています。

 

一部では、「錦織クリニック」と表現されることも。

 

 

 

 

ポケモンの並びで考えるとこんな感じです。

 

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見て分かるとおり、並びはそっくりなんです。

でも、自力が違う・種族値も上・立ち回り・経験・練度も上。

 

僕が思う錦織・ジョコビッチの関係性は以上のような感じです。

 

 

じゃあどうやって勝てばよいのか?

 

1.運勝ち

2.相手依存

 

1.の運勝ちは半分冗談ですが、なんかギリギリでアウトするとか、

  審判がミスジャッジするとか、虫が目に入る、イレギュラーバウンドしまくる、

  ネットインしまくるとかそんなのです。テニスって不確定要素が結構多いです。

 

2.の方が見込みがあると思います。

 下記の画像にあるように、HUNTER×HUNTERでビスケはキルアにこんな指摘を

 しています。

 

 

 

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これです。

これに期待する。すなわち相手の「でき」に依存する形。

 

これを裏付ける僕なりの根拠なのですが、さっきも言ったとおり、

今年の全米OPは暑いです。本当に異常な暑さです。ベスト16で敗退した、テニス大好きおじさん:フェデラーは敗戦後こう言っています。

 

『かなり暑い夜だった。空気が全く回っていなかった。こんなことが起きたのは初めてで、居心地が悪かった。明らかに試合が進むにつれて、どんどんどんどん汗が出続けていた。それにつれてエネルギーも失っていった。』と。

 

全米で5連覇の実績のあるフェデラーがこう言うのですから、その異常さが伝わります。

 

そして、ジョコビッチは、今日の準々決勝ミルマンとの試合をストレートで終えているものの3時間近い試合をしています。試合の走行距離は、錦織より上(=錦織より走っている状態)というデータがあります。また根拠は不明瞭ですが、ジョコは湿気に弱い・今日の試合も一時期朦朧とする場面もあったというコメントがTwitter等であがっています。

 

そしてもう一つ。

 

ジョコビッチもまた、怪我明けである。

 

という事実があります。先で述べたように、春先までジョコビッチは不振でした。

「無理をして出場していた」ともコメントしています。

そんな中で全英OP優勝・シンシナティのマスターズ優勝という素晴らしい結果を残しています。例えば2015年のジョコビッチであれば、ここからシーズン終わりまでこの状態を維持したとしても、何も不思議ではありません。

 

しかし今回は、怪我明けからの連戦による蓄積した疲労は少なからずあるのではないか?という見立てです。怪我明けからの連戦は、彼にとっても未知数なものであると。

 

「異常な暑さ」&「怪我明けから2つの優勝を経たことによる蓄積した疲労

 

これが思わぬ展開を呼ぶかもしれません。

 

イメージはこうです。

 

実況「さあ、錦織ここで踏ん張れるか?ジョコビッチのミスに何本か助けられています。」・「明らかに先ほどまでとペースが違いますジョコビッチ、どうしたか?」

某解説「つらいよな、苦しいよな、圭。でもここ踏ん張れ、絶対踏ん張れ!ジョコだってしんどいんだよ、日本のみんながお前のこと見てるから!諦めんな!!!!!!」

 

という試合展開。

 

錦織がベストを尽くして、ここまでやって、ようやく勝率は20%に乗るか乗らないか、そんな試合展開になるかと思います。今日のように、競って競って粘っていれば、きっと必ずチャンスはやってくる。

 

最後に、錦織がここまで絶え間ない努力を続けているのは知っています。

だからこそ、その努力は報われてほしい。

彼はきっと、自分はまだ何も成し遂げていない、成功したい、と願っているはずです。僕たちは応援するしかできないし、応援したとしてもしなかったとしても、結果が変わることはありません。ただ、その瞬間に立ち会いたい、見届けたい。勝たせてあげたい、勝って欲しい。その資格はもう十二分にあるんだから。

 

こんな妄想ができるのも、錦織が怪我を乗り越えて素晴らしいテニスを見せてくれているからこそ。こんな贅沢でありがたいことはありません。

 

 

頂点まで、あと2つ!!!!

                               (終わり)

 

 

 

【オマケ】

 

おすすめのブログを3つ紹介。

 

★スマッシュ速報

smasoku.blog.jp

2chまとめサイト@テニス版です。下世話な話から、まじめな戦略分析まで、

 なんJ民が多いのか、面白おかしく読めます。みんな、髪の毛ネタが好き・・。

 

 

錦織圭を鼻血が出るまで応援し続けるブログ

www.keinishikori.info

 

→著者は錦織が18歳の頃から、トップ選手になると確信し追いかけ続けています。

 その選球眼や恐るべし。錦織をあつく応援しながらも、非常に豊富なデータから、

 多角的に、かつフラットな視点で試合を分析します。

 

 

 ★LGA-BLOG

ichimame.com

 →マレーの応援メインですが、錦織の分析もしてくれています。

 特に、今日あげられた錦織vsジョコビッチの試合展望は、僕の記事と見比べて

 是非読んでみてください。観戦ガチ勢とエアプ勢の違いがはっきりと分かります笑

 

 

試合は日本時間9/8(土曜日)6時30分~に決まりましたが、前の試合は間違いなく長引くので、午前8時前後になるのでは、という大勢の予想です。

 

今のところ、WOWOWしか観戦環境はなさそうです。NHKでもやってくれれば、いろんな人が見れるからいいのになあ、と思います^^;

 

というわけで試合開始に備えて休みます。では!

プロテニスプレイヤー風ポケモントレーナーがレート2000到達を語る

 

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(サムネ用)

 

 

 

 

【某所にて】

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——あなたは、久しぶりにこの場所に戻ってきましたね。

 

「本当に久しぶりだよ。2シーズンぶりだ。またこの場所に戻ってこれて嬉しいよ。

この場所に来ることが好きなんだ。料理は美味しいし、街の人は暖かい。まるでホームタウンのように迎えてくれるんだ。」

 

 

 

 

 

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——あなたは、先のポケットモンスターUSUMシーズン9にてシングルレート2000に至りました。振り返ってみていかがですか?

 

「2か月間という長い戦いだった。まずは、対戦したトレーナーに感謝したい。そして家族にも。妻はシーズン9だけでなく、サンムーンの頃から僕が試合することを許してくれた。息子はシーズン9の終盤の場面でも、風邪を引くことなく頑張ってくれた。僕はその頑張りに報いなくてはならなかったんだ。結果を出せてホッとしたよ。本当にタフなシーズンだった。」

 

 

 

 

 

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——あなたは、これまで多くの足踏みをしてきました。2000に至り別の景色は見えたのでしょうか?

 

「レートの世界は、山登りをするような感覚だ。だから当然、高い場所にくると景色が変わって見える。僕は必死に2000という山を登った。そこがゴールだと思っていたんだ。でも、そこから見えたのは、とても良い景色と、その景色に振り向きもせず、より高い山に登ろうとしているトレーナーの姿だった。僕はまた判断を迫られた。彼らに習って更に高い山に登るか、ここで終わるかというね。そしてそれはとても幸せな選択肢だと思う。」

 

 

——あなたは、どちらを選択したのですか?

 

「僕はこのゲームを長く続けたいんだ。できれば、老人になってもね。挑戦することは何歳になっても出来ることだ。」

 

 

——では、シーズン10の目標を教えてください。

 

「まずは、2000にもう一度乗せることだ。それはやっぱり、とてもタフなことだと思うから。one-hit wonder<一発屋>とも言われたくないからね(笑)それが出来れば大きな自信になるだろう。その時は胸を張って21という言葉を口にするよ。ただ、その挑戦は今シーズンでは行わないとも考えているんだ。」

 

 

——とおっしゃいますと?

 

「実はこれまでで、得たものはたくさんあるけれど、失ったものもいくつかあるんだ。まずは何よりも大切な、家族との時間だ。息子をドライブに連れて行ったり、ピクニックがしたい。そして次に髪の毛だ。レートでの戦いがタフ過ぎて、おおいに消耗してしまった。いずれも、失ったものを取り返したいんだ。そうすると必然的にレートに挑戦する余裕はなくなる。とても残念だけどね・・。」

 

 

 

——前者は分かりませんが、後者は不可能に思えます。あなたの風貌を見ていると。何か特別な用意があるのでしょうか?

 

「準備は出来ている。これがその答えだよ。」

 

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——リアップX5プラス。

 

「そう。今まで僕は通常のリアップを使用していた。しかしリアップX5プラスは発毛成分:ミノキシジルを従来の5倍も含んでいるんだ。素晴らしい数値だ。一度でも投与すれば、数値受けでも受からないだろう。いうなれば発毛剤のメガシンカだ。僕はこれで一発逆転を狙うよ。」

 

 

 

 

 

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——そうなのですね。では、しばらくはレートを離れるという事ですが、頑張ってください。

 

「ありがとう。レートを離れるといっても、本気で上を目指すことを行わないのであり、少なからず対戦は続けるよ。最も残念なことは、シーズン終了間際の盛り上がりに参加できないことだ。その時は、誰にとってもドラマチックなものだから。僕が20になり、ありがたいことに次の目的を示してくれた人もいる。それに応えられなかったり、お祭りの真ん中に入れないことはやっぱりすごく残念だ。」

 

「でも、さっきも言ったけど、僕はポケモンを長く楽しみたいんだ。今の第7世代はもちろんのこと。いずれ来る第8世代やその先も、できれば楽しみたい。これからしばらくは、これまでしてこなかったことをやってみたい。例えば、国際孵化だったり、仲間大会に出たり、キャスだったり。みんな楽しそうにそれらをしているから、是非とも色々と教えて欲しい。」

 

 

 

 

——ありがとうございました。大人は、出来ないことは出来ないと受け入れることが大切だと私は考えます。まずはご家族との時間を大切にしてください。

 

 

※関連記事①

http://zuka-poke.hatenablog.com/entry/2018/01/24/110538

 

※関連記事②

http://zuka-poke.hatenablog.com/entry/2018/05/15/092642

【USUM/S9】最高2040・最終2005 メガメガメガネメガネ構築



【並び】

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【はじめに】 

シーズン9お疲れさまでした。

本シーズンにて、自身初となるシングルレート2000を達成することができましたので記事を残します。対戦してくれた方々に感謝します。

 

インフレシーズンと言われたS7の際に、20チャレを5回逃すという挫折を経験しましたが翌S8でも奮わず、かなりの焦りを抱えた状態で本シーズンを迎えました。

しかし、S9はGWを挟んだ2か月間という長期戦であるため、再びインフレが起きる可能性は高いと想定し、スケジュール管理(=有給を取りまくる)を徹底し臨みました。

 

 

【コンセプト】

一体のポケモンで相手ポケモン全員を倒したり、高い火力で殴り合いを制する時がポケモン対戦で好きな瞬間です。

 

そのため、このスタイルを今期も継続。

 

「積んで、殴って、勝つ」をモットーとしたパーティが今回も出来あがりました。

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

【構築経緯】

積んで殴るとは言っても、やはり起点作成要員は不可欠。

これまでユクシージャローダミミッキュで挑戦したが、

 

×コケコ→エレキフィールドであくび展開ができない、麻痺しない。

×ゲッコウガ→技範囲が広すぎて起点要員がろくに動けない、挑発もある。

×メガマンダなどの早い身代わり持ち→何もできないで瞬殺される

×カバルドン→せっかくエースが積んだのに吹き飛ばされる・・・。

 

と、主にこれらのポケモンに煮え湯を飲まされる日々であった。

 

       

 

       彡´⌒`ミ
        ( ´・ω・)  
      // ,   ヽ/\
    /| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
      |____|/

『あ~あ、どこかにポリゴン2みたいな固さとランドロスみたいな対面操作ができて、カバルドンみたいな起点阻止が同時にできるポコモンはおらんかなあ~?』

 

 

 

 

 

 

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       彡´⌒`ミ
        ( ´・ω・)  いるやん。しかし君、カツラで誤魔化すのはいかんよ。
      // ,   ヽ/\
    /| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
      |____|/

 

 

という訳で、タイプ:ヌルを採用。4倍弱点がなく出し負けの少ない初手性能・対ゲッコウガへの受け性能・S操作からの対面操作性能に注目し、構築の基盤とした。ヌルで場を作った後のエース兼Z枠として、S5より使用していたポリゴンZを続投・メガエースとして抜きん出た性能を持つメガボーマンダを採用。この3体による積みリレー展開を基本選出とした。

 

残りの3体は、

★竜の一貫切りやパーティ内に先制技持ちがいないことからメガネテテフ

★受けループ・オニゴーリに強いメガヘラクロス

キノガッサビビヨン対策、妖の一貫切り、防塵ゴーグルドータクンを採用。

 

こうして、メガ2体・メガネ2体のメガメガメガネメガネ構築が完成した(タイトル回収)。

 

 

 

 

 

 

【個体紹介】

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H-B:A197メガボーマンダすてみタックル確定3発、A207フェローチェ飛び膝蹴り確定

    耐え、A233メガバシャーモ飛び膝蹴り乱数1発(31.3%)

H-D:A147カプコケコの10万Z+10万確定耐え、C200カプテテフのサイキネ2耐え

S:個体値は1。最遅ギルガルド抜かれ。麻痺をした無振りテテフ(実数値57)と同速、麻痺をした無振りミミッキュ(実数値58)抜かれ。

A,C:4振り

 

本構築の土台。

レベル100のため、永遠に仮面を捨てることが出来なくなった。中二病は不治の病。

 

努力値は大体の物理・特殊を2回耐える様に欲張った調整に。

 初手で出し、電磁波orこごえる風でSを操作し、後攻とんぼ返りからポリゴンZに繋げるムーブが基本。

 

 

採用のきっかけはS7に大流行した「激流ゲッコウガ」をはじめ、現在でも環境で猛威をふるっているゲッコウガへの対策として。電磁波を身代わりでスカされても、ほえるorとんぼで対応できる点がポリゴン2では出来ない動き。

 

また、USUMにて教え技「こごえるかぜ」を習得したことも大きな要素。電磁波の通らない地面タイプに刺さる。これにより、S操作+後攻とんぼ返りを行う。少し前に話題になった、《めざ氷持ちのんきランドロス・S個体値調整ランドロス》もヌルを着想するヒントとなった。こご風により環境トップのボーマンダ等氷4倍勢に隙を与えない点も評価ポイント。

 

そして、「ほえる」による相手の展開阻止性能。

前述の通りポリゴン2は覚えず、意外にもランドロスもほえるを覚えないため、ヌルの最も大きなアイデンティティと言える。

よくあるケースが、

A.初手ウルガモスとの対面、①ガモス蝶の舞→②ヌル電磁波→③ガモス蝶の舞→④ヌルほえる⇒無償で裏をみつつ麻痺ったガモスが残ることとなり、爆アド。

B.①メガラティアス瞑想→②こちらヌルに交代→③メガラティアス身代わり→④ほえるで起点回避 等。

 

特にBの様なケースでは、ほえるをした際と次ターンに殴られて落ちることが多かったが、そのまま3タテを許すという負け方をしないという点で働いてくれた。

この、「相手に主導権を与えずバトルの均衡性を保つ」、という特徴にどれだけ助けられたか分からない。

 

他にも

オニゴーリとのシナジー

「急所被弾による偶発的な負けがない」

「クッションとしての役割、こだわり系との相性の良さ」

「お粗末な技範囲」など、特筆すべき点は他にもあるので、機会があれば、単体考察を書いてみたいと思う。

 

 

 

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C:テクスチャー後H252メガクチート確定1発

S:テクスチャー後135族抜き

H-B:テクスチャー前A200キノガッサマッハパンチ確定耐え

    テクスチャー後ミミッキュZ+かげうち確定耐え

D:調整意図はDL調整のみ。

 

 

S5より使用している相棒ポケモン。パーティ唯一の色違い。

 

S8までは自己再生の枠を身代わりで採用していたが、構築記事を見ると結果を残したポリZはほとんどが再生持ちだったため、自分も試してみたら驚くほど強かった。

 

調整はメガクチートを一撃で落とす爽快感が忘れらずCはこの値、Sもミミロップを抜けないのは気持ち悪いのでこの値。Hは16-1であり再生の回復量を出来るだけ伸ばす様に振って、あとは適当にBDに振り分けた欲張り侍な調整。それなりに色々な技を耐えるので使用感は悪くなかった。

 

再生がヌルの電磁波と相性がいいが、再生粘りは急所や追加効果を考慮すると過信は

禁物。やっぱりこいつで3タテや降参もらう瞬間がポケモンやっていて一番楽しい。

 

 

 

 

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調整はこちらの記事を参考に一部アレンジ。(転載許可済)

kyon1101.hateblo.jp

H:奇数最大値

H-B:A207メガギャラドス氷の牙確定耐え

H-D:C211めざ氷確定耐え

S:準速ミミッキュ+2、S+1で最速フェローチェ抜き

A:Bを削った余り(参考記事では4振り)。欲張り侍。

 

 

最強メガ枠。

数値のゴーストタイプ。

 

これまで慎重・陽気・無邪気を試したが、腕白はメガ前のいかくも相まって、個人的に最も扱いやすい性格だった。本当に硬い。

 

電気タイプになったポリゴンZとの相性補完が良かったり、ゲッコウガの選出誘導ができる点も良い。

 

技は基本の3種のほか、ガルドやドランが重めなので地震を採用。

 

 

 

 

 

 

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H-B:A233メガバシャーモフレドラ確定耐え、A200メガリザXフレドラ乱一(25%)

S:最速60族(ペリッパーギルガルド)、最速61族(テッカグヤバンギラス)、

   準速キノガッサ、準速メガバンギラス抜き

C,D:余り

 

破壊の姫。

 

Sは上記のポケモン以外にも、ミラーやABミミッキュを意識。過去の構築記事では、メガネテテフは無振りか4振りミミッキュ抜き(=20振り)に留まっていたので、ミラー対面でも打ち負けないことを意識した。当初はCに76振り(11n調整)を施していたが、構築全体でリザXが重かったので、フレドラの乱数を25%まで抑えるよう欲張りに再調整。Cは下がったが火力はそれでも申し分ない。

 

格闘1/4と霊弱点があることからヌルと相性が良く、初手のテテフガルド対面での出し負けとなってもリカバリーが効くことや、先発のテテフで相手を倒す→こだわり解除でヌル引き→ヌルS操作→ヌル落ちるor後攻とんぼで再展開の動きが安定して強かった。

 

 

 

 

 

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H:ぶっぱ

A:地震で無振りカプコケコ確定1発、H252メガゲン確定1発

   種マシンガンでH252マリルリ確定1発、H252カプレヒレ高乱1発

B:4振り

H-D:C200ラティオスサイキネ確定耐え、C205ウルガモス火炎放射確定耐え

S:余り。無振り95族(テテフ等)と同速。S114調整のレヒレ抜き。

 

 

裏メガ枠。

役割は「受けループの破壊・オニゴーリの撲殺」の二点。

 

受けループ使いの方が、「受けルでキツイポケモン一覧」でまとめられた記事の中で、

 

『キング・オブ・キツイ』

 

と言っていたので採用。種族値の数字が綺麗で好き、特性も強い。

 

しかし受けループをほとんど見なかったので、マンダでキツイポケモン達(マンムーロトム・サンダー・レボルト・レヒレマリルリ等)への役割も持たせるという欲張りな要求をした結果、とんでもなく欲張りな調整になって返ってきた。S振りは活きる場面が多く、拾えた試合が多かった。メガ前の実数値は125とテテフと同速なため、テテフで素早さ判定を行いメガせず突破したケースも少しだけあった。なお特性は虫の知らせ...(小声)

 

技は地震・ミサイル針を使ったりコロコロ変えていた。

 

 

 

 

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H-B:メガバシャ・リザXのフレドラ確定耐え

H-D:C211メガリザYの晴れ下大文字確定耐え

A:余り

S:個体値8。妥協

 

最後の1枠。

 

努力値振りは珍しく欲張りではないが、

気づいたら取り返しがつかないほど、

フェアリーキノガッサ

が重くなっていたので採用。

 

優秀なタイプによりフェアリーはもちろんのこと、特性:耐熱により炎への抵抗を高めることに成功(えっ、それでも等倍なんですがそれは)持ち物は防塵ゴーグルにより、キノガッサビビヨン対策も万全である。

 

 

どうして大人の世界では、突貫工事や下請けへの無茶な納期設定・隠ぺい工作が無くならないかを、身をもって学ぶことができたポケモンであった。

 

 

ガッサに対しては、後出しでこいつを出してもゴーグルと判明した段階で裏に引かれるので、対面で胞子を受ける立ち回りが必要。具体的にはマンダとガッサを対面させ、マンダの身代わり警戒の岩石封じを誘ってドータクンを出すようにした。この動きを唯一見せたのが20チャレの場面だったので、無茶振りを通すことが出来て満足。ブラック企業万歳!

 

トリルはテテフとへラクロスの補助のため採用。刺さるときは刺さった。

 

 

 

 

 

 

【重たいポケモン・並び】

◆メンヘラミミッキュキング・オブ・キツイ。

 挑発・呪い・身代わり・痛み分けの型だと、ヌルが何もできない。この型のヌルに対する最適解だと思う。数自体はほとんど見かけなかった事が救い。

 

クチート軸⇒キツイ。こちらの選出はマンダ・ヌル・ポリZ

ほぼ初手でクチートが出されるので、マンダを合わせて威嚇→ヌルに引く→後攻トンボでポリゴンZに繋いでうんたんする。キノガッサがいるとヌルの枠をドータクンにするが、クチートははたきを持っているので果てしなく美しい一貫が生まれる。

 

◆襷爆発ステロランド軸⇒ヌル・ポリゴンZ・マンダで対応。

慌ててランドロスにこご風を打つと爆発でヌルが削られてしまうので、ステロが痛いが初手は我慢のトンボ。マンダを出してうんたんするが身代わりがないので厳しい。裏がめざ氷バシャだと終了。

 

◆共有パ⇒テテフ・ヌル・ポリゴンZで対応。人によって選出がまちまちなので、はっきりした回答が出せない。比較的ガルドがきやすいので、初手テテフとマンダorコケコorツルギと対面したら勇気のシャドボを押す。ゲッコウガならヌル引き。クッションカバルドンほんとキツイ。

 

カビゴンヘラクロスを出したいが、取り巻き(バシャ・マンダ・ゲンガー・ミミッキュ等)がヘラクロスに強いのでタフな戦いになる。

 

スイクン⇒身代わり・ほえる持ちで完封される。こちらのほえる時に先にほえるオサレムーブ止めて。

 

メタグロス⇒カブトアーマーVSアイアンヘッドの熱い頭突き合い。こちらがサンドバッグになって終了。ポケモンってそうゆうゲームじゃないから!!1ターンずつお互いが何かしら行動するゲームだから!!!

 

 

 

 

 

以下、敬体。

 

 

【終わりに】

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最終日数日前に念願だった2000に到達。緊張で心臓バクバクでした。皆さんのお祝いリプが嬉しすぎて何度も見返しました。

 

その後最終日に少しだけ潜って、最高レートを更新することが出来ました。

 

今シーズンは冒頭でも述べた通り、S7での雪辱を晴らすべく臨みました。

構築記事を読む量やダメ計を回すなどの機会をこれまでより増やすなどして、行動量を上げました。その甲斐あってか、何とか結果を残せてよかったです。

 

ストレスで胃腸が弱ったり髪の毛の後退速度が早まったり、家庭を犠牲にしてしまったので、シーズン10では少し休養してから臨みたいと思います。

でも同時に更に上を目指すには、もっと何かを削らないとダメなんだと最終盤のTLを見ていて思いました。体力とメンタルの維持が課題です。

 

 

最後に、Twitterや動画配信を始めとし、一緒にレートを頑張る皆さんに励まされて臨むポケモンは楽しかったです。特に終盤の空気は一体感がありとても好きです。今後は大会に出たり、もう少し交流が出来ればと思いますのでよろしくお願いします^^