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やがて君になる トークイベント「終着駅のその先へ」レポート【2019.2.26】

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【イベント名】TVアニメ『やがて君になる
     トークイベント『終着駅のその先へ』
 

【開催場所】新宿ロフトプラスワン

【開催日時】2019年2月26日  19:30~22:30


★前語り
2018年10月~12月まで放送されていた、TVアニメ『やがて君になる』の製作者6名によるトークショーイベントが、新宿ロフトプラスワンにて開催されました。あまりに濃密な3時間でした。今回はその一部始終をレポート形式にてまとめさせていただきます。本レポートを読んで頂きたい方は以下の通りです。

①今回、来たくても来れなかった方
②今回された方のための備忘録として
③やが君アニメまたは原作に触れたことがあり、興味がある方

今回のトーク内容は、本当に密度・純度の高い情報が散りばめられていたため、「創作物を制作する」という行為を行っている人にとっても、今回の記事の内容は参考になると断言できるものになっています。

当日の臨場感や会場の雰囲気が、少しでも早く伝わればと思うので、今回の記事の内容は、時系列順にズラッと書き連ねています。

■■■大事な注意書きなのですが、本レポートの内容はメモを基に記載したものなので、ニュアンスなど、実際の発言と異なる部分があります。ご了承ください。■■■






それではレポートスタート!!




【座席表】

登壇者は全部で6名。ぎっしり埋め尽くされた客席(ファンの数は160人!)の中央に大型スクリーンが配置され、その下に登壇者の席があります。スクリーンにはそれぞれのパソコンの映像が同期して見られるように設定されています。

客席から向かって右側から順番に、登壇者をご紹介します。

1.山下愼平さん(プロデューサー)(以下「P」):司会進行役、イケメン
2.楠達矢さん(原作担当編集)(以下「」):作画オタク、先生の女房役
3.仲谷鳰さん(原作)(以下「先生」):鳰マスク取った!美人!!!!
4.加藤誠さん(監督)(以下「監督」):いつも明るく元気な監督。今回は呑まれた。
5.合田浩章さん(作画監督)(以下「」):監督を呑みこんだレジェンド作画監督
6.長野敏之さん(アニメーションプロデューサー)(以下「」):製作会社「トロイカ」の社長様。

※略称は登壇者が喋った場面で「」の前に付ける形で使用いたします。


登壇者入場の前に、楠さん&合田さんがクイズを出して会場を温めてくれている。まだ開始前なのに客席からは沢山の笑い声が。皆さんノリがよい。

そして登壇者入場。先生がいつもの「鳰マスク」を付けたまま!もうこれだけで面白い。着席すると割とすぐに鳰マスクを外す先生。いやあ、都さんばりの美人でした。

登壇者から一人ずつご挨拶。


ク「みなさんツイッターはやってますよね!?分かりますよね!?いきますよ!!明日は何になる!?!?!?」
客席「やがて君になる!!!!!!!!!」


はい、この一体感、最の高。

そして監督の乾杯によりトークイベントの第一部がスタート。あ、先生たちの前にいる人たち先生たちと杯を交わしている。いいな・・・。★★先生1杯目、ドラフトギネス★★


①原作での制作秘話

◆仲谷先生の生プロット、やが君誕生の爆心地
・先生が原作第4巻22話「気がつけば息もできない」のプロットを持ってきてくれる
→テキストファイルで横書きでシナリオが描かれている。完全に文書のみのデータ。
→これは連載当時に作成したもの
→プロットの段階では、楠さんの指摘により、ばっさり切られることが多い。たとえば
22話において、プロットでは合宿の練習中に劇の内容を変えることが決まる流れになっていたが、22話終盤侑が劇内容の改変を決断したというインパクトを強めるために、練習中の劇改変はカットされた、など。
→プロット時の先生は自信がない文章なことが多い。「ここでの侑は●●みたいな気持ち(?)」のように(?)が多用されている。

・プロットの次は脚本
→脚本もプロットと同じように横書きで文書ファイルに書き連ねられている。


≪ここで裏話≫

「22話でアニメ化が決まったんですけど、先生、その時のシナリオで「わたしの●●なもの嫌いって言わないでよ」というシーンを入れているんですよwすごくないですか?なんて挑戦的なんだろうとw」
※合宿から帰って侑の部屋で過ごしたあとの、駅の別れ際で侑が放った言葉ですね、●●の部分を「ばか」で覆い被せる、漫画ならではの手法を用いたという。「さ、これ、アニメでどう表現するの?」とでも言わんばかりの仲谷先生の姿勢が「挑戦的」ということですねw


「直しがないとは言いましたが、最近やばいんですよ。37・38・39話が本当にやばいんです。特に37話は脚本と完成したネームが全然違うものになってますからね」
先生「楠さんはコマの位置・フキダシの位置にとにかく厳しいんですよ。ネームの段階で何となく配置したら絶対突っ込まれる」
「全てのコマ・フキダシには理由があるからそれを説明できなきゃダメ!」
先生構成/プロット/脚本/ネーム/作画の順で書いていってその度に楠さんと打ち合わせするんですが、作画が終わってもまた修正させれることもあって。いや何回戦うんだと(笑)」


(一同笑)

※先生が解説してくださっている間、楠さんが突っ込んだ場面があって、それに対して先生が強気に言い返している場面もありました。

「今ので、どんな風に打ち合わせているか分かったでしょ?w」

 



◆なぜ電撃大王で連載を?
先生コミティアというイベントに先生が参加していたら、楠さんから声をかけられた。で、やってみるかと。」
「今もあとがきでもあっさり受けたみたいな言い方してますが、僕1年間口説いてますからねw」
「同人時代からプロ意識はあったのか?」
先生「あった。どうせ自分はプロになるだろうと思っていた。保育園のころから思っていた。」
先生「今はアシスタントはいない。以前(4巻頃)手伝ってくれていた方も連載を始めたので今はいない。アニメの作画レベルが高すぎたことで、漫画の方も作画のハードルが上がってきてヤバい。」

※あの最近の超作画を、先生一人でやっている、だど・・?凄すぎませんか・・??


②アニメでの制作秘話

◆なぜ「やがて君になる」を選んだのか?
監督「いくつかアニメの候補はあったのですが、やが君は百合ものと聞いて、女の子同士がただイチャイチャしているだけならやらなかったけど、やが君はそうじゃなかったのでやりたいと思いました。」
ク「こちらも第一希望はトロイカさんでした。」

★先生2杯目、日本酒ライム★★

◆監督のこだわり、制作時の苦労話
・語り過ぎず、自分の色を出すことを意識することはなかった。意識しなくても勝手に出てくるだろうと。前に監督を務めた作品の時はどうやって終わらせるかで手一杯だった。やがては現場で働いているみんなをどうやっていい方向に持っていくか考えていた。
・メッセージカードが嬉しかった
→年末はとある別作品と同時進行で仕事をしていた。
→人間48h仕事できるんだなとw
 いい年したおじさんズが、深夜からチェック作業を。真剣に9話の倉庫のシーンを眺める。おじさんズ「ちゃんとキスしてる?」
→そんな中、アフレコの最後にキャストの皆さんから手書きのメッセージカードを貰えた。涙腺が緩んだ。

≪ここで裏話≫
◆9話はヘッドホンで聞いて!
ツイッターで9話をヘッドホンで聞くといいですよと教えてもらって聞いてみたら椅子から転げ落ちたwあれほんとすごいですよ」

(一同笑)



◆寿さんの「フゥー!」@9話
・9話アフレコ時。通常、演技が終わってからすぐにマイクのスイッチを切るため、寿さんの「フゥー!」もスタッフには聞こえない。だけど9話はあまりに恥ずかしかったのか、寿さんの「フゥー!」が速すぎて聞こえてきちゃったそう。


◆キャストの決め手
・燈子役:寿さんはすんなり決まった。一番早くに決まった。一度PV作成時にお願いしている経緯があったが、その上でフラットな人選を試みたが、それでもやっぱり寿さんで、となった。
・侑役:高田さんは、決まるまで大変だった。オーディションを重ねて絞って、8名ぐらいを実際にスタジオで呼んでのオーディション。高田さんの順番は最後だった。で、最後の高田さんの演技を聞いて「あ、これもう高田さんだ」ということで決定。
・沙弥香役:茅野さんは第一候補だったが、スケジュール調整が大変だった。そのクールの茅野さんの出演数すごかった。会話している2人を別々の時間でとる「別撮り」という手法もあるが、このアニメはそれは絶対したくなかった。

≪ここで裏話≫
先生&「BD3巻のオーディオコメンタリーが茅野さんなんですが、茅野さんが沙弥香をめちゃくちゃ語っていて。これコメンタリーが茅野さんだから分からなくなってますが、ただの沙弥香オタクなんですよね(笑)佐伯沙弥香について語る沙弥香役の茅野さん(笑)」

(一同大爆笑)



◆キャラクターデザインについて
P「合田さんがキャラデザをするとき、先生の絵を見てどう思いましたか?」
「どうやったら再現できるか悩んだ。エロ峠書かなきゃ・・!人間ドラマのために、綺麗・清潔感が出るよう心掛けた。胸の描写も露骨にせず、グラデーションで陰影をつけるだけで抑え目に。」
先生「レジェンドにやっていただけるなんて。でも何だかんだ修正はかけました。」
「レジェンドなのに「仲谷先生、書き方を教えてください」と言えるのが凄い。」


ここで色彩設計に関する秘蔵資料登場(絶対に社外秘なもの)。
次々にキャラクターがスクリーンに映し出される。

「こよかわ~」
「槙くんキューティクルかかっているんだ」
先生「男子生徒の校章ってデザインあるんですかと聞かれるんですが、すいません考えてませんでした。」
先生「侑のクラゲTシャツ!これ販売されるから買ってね!」
先生「あ、ポテトきた」

「この目の瞳孔の描写の部分がすごく悩んでいて・・。終わった今でもこれでよかったかと悩んでいるのですが・・。先生、気づかれました?途中で変わっているの?」
先生「ん?」 ←ご飯食べるのに夢中で質問聞いてない先生


(一同大爆笑)



◆加藤監督によるOP徹底解説!! 
・冒頭のはなびら ピンクは侑(明るい、元気)・青は燈子(静かな愛)
→燈子が握るシーンは最初はなかった。
→この場面は、OPラストで最後に二人が手を握っている場面と同じ。それを別アングル(冒頭が近距離、ラストが引いた視点)で捉えたもの。
→ゆえに、冒頭とラストが繋がっている演出になっている

・それぞれの足元を表しているもの
燈子→砂=無
沙弥香→お花畑 ※多く配置することで、無である燈子とキョリ感をだして対比させている
こよみ→落ち葉 ※こよみは読書が好きなので、秋から連想
朱里→雪 ※失恋の意味。それだけではなくて、雪はいつか溶けるので希望の意味もある。アネモネ花言葉は儚い恋。

先生「監督から細かく聞けて良かったです」
「ああっ!ここのアネモネアネモネの作画がいい!!」
先生「しずかに作画オタク!!!!」

夫婦漫才過ぎて草(⌒,_ゝ⌒) 


・沙弥香とコーヒー/手を伸ばす沙弥香
→沙弥香にとってコーヒーは「自分の気持ちを内に飲む」もの。
→教室から出る燈子を見る沙弥香の視線、その間にある花で「輪っか」ができている
→手を伸ばす沙弥香は13話での伏線。13話で手を伸ばす沙弥香が一瞬ぴくついたのは、
 このOPでの失敗があるから。それを恐れて沙弥香は13話でもすぐに手を伸ばせない。
→(13話喫茶店でのシーン)燈子の肩までは触れられない沙弥香。だけど、そばにいることはできるので、手を握ることはできる。一方で侑は燈子の肩を引き寄せる。2人の対比。


・サビ部分:なぜサビで盛り上がる場面にもかかわらず花は枯れたのか?
→その後のシーンで、再び花が咲くカットがある。二人の愛は消えないことを示したかった。そのために一度花を枯らす必要があった。

・侑と燈子が持つ鏡の意味
→2人が持っているのは鏡。照れ隠しで顔を隠すが、結局相手の顔が写ってしまっている。

・ラスト:手を握り合い眠る2人
→ここでは永遠を示したかった。死=負(マイナス)という意味だけじゃない。無にはならない。2人の愛を永遠にしたい。それを蔦(つた)でより強固にした。人間の二面性を示したかった、それには仮面(ペルソナ)だと。ドクロは流石にやばいと思った。



ーーーーーーーーーーーーー(第一部終了)-------------



ーーーーーーーーーーーーー(第二部開始)-------------

もう一度乾杯!!先生たちと乾杯できる前の人たちいいなあ・・・。
ここからはアンケート用紙に書かれた質問を答えていく形式に。


■質問「アフレコ時に印象に残ったことを教えてください」
・おなか鳴っちゃった事件(寺○さんによる)
・おなかは結構みんな鳴る。声優さんの演技する時間が10時~15時だから、お昼すぎちゃうから結構みんな鳴る。

・推しキャラの話。先生は推しはいるのか?
先生「どうしても作品のキャラは自分が投影されやすいが、私は特定の誰かに似ないようにしている。あ、でも、スピンオフ読んだ方はご存じだと思いますが柚子木千枝ってキャラがいるのですが、そのスピンオフでの千枝が自分に似てるかもなと。ちょっと私への好感度下がっちゃうかもですが」

(一同笑)

「仲谷さんへの好感度すごく下がった」


■質問「制作進行をしている者です。スケジュール大変な時はどんな時でしたか?」

「制作進行?!産業スパイでは?(笑)」
「最低どれだけあれば足りるか逆算。12時間あれば見違える動画になる。」
「話数同時並行があり大変だった。2話は大変過ぎて踏切のチューだけチェックした。7話の作画が良かったのは委託先が良かったため。9話は最初と最後の倉庫チューだけ見た。挿入歌のriseがよかった~。よすぎて俺やった倉庫の場面なくてよくない?エロ峠なくても・・。」
P「エロ峠はないとダメです(笑)」
「riseよかった~。先生はどうでした?」
先生「ん?」
先生「最初はBGMで使われるとのお話でしたが、がっつり挿入歌として使われてよかったです。歌詞もマッチしていました。」※ここでriseが流れる会場。いい雰囲気。
合「12・13話は監督も同時並行の仕事があり本当に大変だった」


■質問「OP/EDのカップリング曲の採用は決まっていたことなのでしょうか?」
→音響監督への相談の上採用決定
→そもそも13話はOP/EDがないw

・特殊EDが多かった。
→6話のEDがすごかった。歌詞と映像がリンクしていた。
監督「いや、ほんとは尺が・・」
(総ツッコミで)「「「いやそこは嘘でも計算と言ってください!!」」」
「本当はギブアップじゃなかったっけ?(笑)」
※注)映像編集さんが途中まで絵と歌詞を合わせていたけど、途中からギブアップして合わせることをしていない、という話です。



■質問「アニメ8話での紫陽花採用の経緯を教えてください」
→これは脚本:花田さんからの提案による。
監督「言葉のバトンタッチがやりたかった。白い花は沙弥香(=寛容)。盛り上がりはないけど、アイテムや言葉を散りばめることで退屈しないようにした。ほかにも話数入れ替えを行った(交点→降り込める)。」
「この辺りは4巻のコメンタリーを見てください。それから、4巻の映像は(放送時より)かなり直っています。ぜひ4巻を見てみてください。」

(一同おお~)

「これは4巻を2つ買ってもいいのでは・・!?(チラッチラッ)」



■質問「アニメ3話侑の口パクの言葉を教えてください」
監督「これは僕のアドリブで原作にないシーン。わ・た・し・は と言っています。
   燈子にとってわたしはなんなのだろう、という自問です。」


■質問「アニメ10話昼の星で短冊を飾る前の侑が暗転した場面の理由を教えてください」
監督「自分の気持ちにシャッターを下ろしたためです」

★★仲谷先生3杯目、日本酒ライム★★

■質問「沙弥香は新書評論系が好きでフィクションはそれほどとのことですが、創作も興味はないのでしょうか?」
先生「スピンオフでも描かれていますが、沙弥香は向上心が強い子なので、このような設定となっています。自分の役に立つ本が好きだと。」


■質問「最終回を水族館にすることに迷いはなかったのでしょうか?」
監督「ありません!劇までやると、逆に切れなくなっちゃう。水族館で終わるのが一番綺麗。」
「原作サイドもそのつもりでした。」



質問「どのシーンが描いていて楽しかったですか?」
「先生あるかな?忘れるもんね」
先生「エロ峠のようなシーンを書くのは楽しいですね。ああいうシーンはクスノキさんからの修正があまり入らないというのもあって、好きに描いて楽しいです」
「エロシーンは得意でないので・・」

監督「楽しいというのはない。絞り出す、にじり出すようにしているので。楽しんでたら、逆にたいしたシーンが生まれないんじゃないかと。どこまで自分を追い込めるか?本物に近づけるか?」
先生「本物に近づけるというのは分かります」
監督「そういうスタイルなので。生きてるなと感じます」

「11話、お風呂、すごい・・(エコー)
    どうせこれ湯気で隠れるでしょう?どうせ隠れるなら書いてもいいでしょ?」

(一同大爆笑)

≪ここで裏話≫
「合田さん、めちゃくちゃ槙くん好きなんですよ。BDのパッケージ・hectopascalのジャケット絵・12話のベッドシーンにも槙くんを入れたのを書いて提出してくるんですよ(笑)」

スクリーンに映し出されるジャケット絵・エロ峠の場面、そのどれもに槙くんが写っている。会場大笑い。

「毎回マジメな顔して提出してきて(笑)最初の方は突っ込んでましたが、最後の方は誰も突っ込まなくなりました(笑)」


ここまでで質問タイム終了!
最後にくじ引きタイム。当たったらなんと、「仲谷先生・加藤監督2名のサイン入り台本」が!!全13話分あり、13名に当たるという超貴重なお品!!



【登壇者退場】

そして、あっという間に3時間が過ぎて、いよいよ登壇者より締めのご挨拶。

「アニメを作っていられるのもみなさんがいてくれるから。こういう機会は中々ないんですよ。」

「本当に恵まれた作品であり、原作だと思います。そしてみんな覚悟はできているか・・?今夜24時・・!!!日付変わってから言えることもあるので。」

「終着点のその先の話が全然できなかった。鳰先生に聞きたい10の質問も用意してきたのに・・。次があることを信じています。」

先生「今日、中々ディープで濃いなお話ができました。濃いファンが来てくれたおかげです。一緒に楽しめました。もっと楽しみたいので、BDのほう宜しくお願いします。原作者としてこんなに幸せなアニメはないです。楽しかったです。これからもよろしくお願いします。」

監督「今日は合田さん楠さん達に呑まれてしまいました。放映中はネットのエゴサはしていないのですが、13話が終わって初めてファンの言葉を見ました。細かく考察してくれる人がいたのが嬉しかったです。あおきえいという大きな山がありますが、この作品を持って、監督:加藤誠を認知してくれたかなと。見てくれた人の一部になれてよかった。生きててよかった。僕は裏方でいい。1人でも喜んでもらえたらいい、生きていける。アニメを完結したい気持ちです。」

P「アニメを作る推進力としては、BD/DVDの売り上げが一番。いくら海外配信があっても、保証にはならない。グッズの売り上げもあるが、やはり、一番はBD/DVDの数字、これがダイレクトに響く。」
「あんまり買ってくださいばかり言うと不安がる人もいると思うので、1つ言っておくとやが君は売れています。」
P「そうです。百合作品としては、やが君より売れた作品は10年以上さかのぼらないと見つからない。まだどうなるかは分かりませんが、ここにいる160人の精鋭のみなさま、そして後ろに控えている16000人のみなさま、宜しくお願いします。」


監督より最後のあいさつ
「絵コンテ持ってきましたが、皆さんに順番に回せればと思いましたが、渡すタイミング逃しちゃいました。また機会があれば・・。今日はありがとうございました。」





そして、登壇者の皆さんが拍手の中退場されました。

これにて、トークイベントは終了となりました。本当に濃密な3時間でした。




★後語り

本当に、今日、あの場所に行くことができてよかったです。自分は前日までチケットがなく、ご厚意により奇跡の参加を果たすことができました。今日のイベントで聞けたことは、自分にとって無二の財産になりました。このレポートにより、参加できなかった方に、少しでも製作者の方々の熱量が伝わればうれしいです。

実際のトーク内容と相違や不足がありましたら、ご指摘いただけると幸いです。


個人的には、加藤監督のお話が印象的でした。沙弥香のコーヒーや、肩に触れられない沙弥香と侑の対比がピンポイントで考察できていたことが自信になりました。加藤監督の創作物に対する姿勢を心の底から尊敬します。もっともっと加藤監督からお話を聞きたかったです。3時間でも短すぎました。

今度もしイベントがあるなら、配信だけでもすごい人が来ると思いますし、有料配信でも皆さんくると思うので、ぜひとも公式様企画立案のほど、お願いします!!!

最後に、ツイッターでお話しさせてもらっている方々ともお会いできて嬉しかったです(その嬉しいって、)。今39話が配信されてから4時間が経過していますが、みんな息しているかな・・・?


次は5月の生徒総会ですかね!!
2019年もやが君を楽しめていることに心から感謝です。

トークイベントお疲れ様でした!!!!